Star Inn Tokyo日記 14

 目新しい話ができた。

 今週から、新しく入った新人さんがやってくることになった。というわけで、現在実働担当の私が、彼ら彼女らの指導を行うこととなった。いったい何の冗談だろう、と思わなくもないが、そもそも人手が足りないから私が雇われたのだし、経験のある人間が経験のない人間に仕事を教えるのは至極当然のことだ。そもそもそれがなければ誰も仕事なんかできやしない。というわけで僭越ながら新人研修めいたことをやることになった。ただ一つ、なお難点を挙げるとするなら、その教えなければならない相手がこぞって私より年上ということぐらいか。まったく、わけわからないお話。

 

 

 このところ知り合いにあう機会が多かったこともあって青砥への帰りが軒並み終電続きであり、従って更新し損なう日々が続く有様となってしまった。情けない話だが、だからといって更新を今更止めるわけにもいかない。ネタを見つけて更新しなくちゃ、だ。冷房利かせた今のベッドで、あくせくこいつを書いている。

 新人指導なんて格好付けたところで、しょせんは働き始めて二週間の人間がやることだから、忘れることや至らぬことも多い。明日もまた新しい人が来るのだが、その人も確か二回り年上だった。むしろこっちが緊張してしまう。そんなあれこれを抑えるためにNetflixルパン三世やら水曜どうでしょうやらを見て、気を紛らわしている。生まれて初めて水曜どうでしょうを見たが、あれほど面白い番組だとはついぞ知らなかった。なるほど、全国区まで進出できるわけである。こんなことならもっと早くに見ておけばよかった。みなさんもStarinnに来れば従業員に頼んで見ることができる。是非青砥に、だらだらした一日を過ごしに来て欲しい。私はいないかもしれないが、私が教えた人が働いているかもしれない。それはあなたがいつ来るか次第だ。ただまあもうすぐ夏も終わってしまうし、できるだけ早めのご来駕をおすすめしておく。もうすぐみんな、休みが終わってしまうのだ。

 

 

 今日、棚の掃除をしていたら珍しいものを見つけた。外国のコインなのだが、どこの国のものか分からない。しかもジャラジャラと結構な量が出てきた。気になったのでGoogle先生にお尋ねしてみたら、スイスフランの硬貨だということが分かった。なんでもスイスとリヒテンシュタインとかいう国でしか正式に使われていない硬貨らしい。なんともまあ、珍しいものがでてきたものである。せっかくなので、許可を取ってもらっておいた。何かの役に立つかもしれない。

 しかし、以前お客さんに余っているからとユーロセント硬貨の一式セットをもらったのだが、今年のお土産はやけに金属質だ。今度どこかで本でも買ってこようかと思っている。

 しかし時間はない。私自身の終わりも、すぐそこだ。